「あんたが泣くの珍しい」
今日は、映画「洗骨」をみてきました。
沖縄の忙しい看護師さんの
幸せなプライベートまで考えた
セルフコーチングそしています。
看護師×人材育成セラピスト
がきや あいみです
洗骨
家族の死をきっかけに
家族一人一人が
自分自身と向き合う過程を描いた
映画の様に感じました。
相手がいるからこそ
まどろっこしい感情を持つこともあります。
でも一人ではないからこそ
相手との関わりや置かれている環境の中で
自分の内側の状態を知るきっかけにもなります。
今ではこそそれがよくわかりますが
昔の私は全くわからなかった(笑)
自分自身が感じる感情に
目を向けることはせず「無」になること。
人との関わりを断つ事を選択していました。
テレビで看護師が患者を殺してしまったり
虐待のニュースを目にした時
自分もいつ同じことするかわからないと思ってました。
「そうなるよね」としか思わなかった。
家族でもない人の
(当時の素直な気持ちのまま表現しますね)
オムツ交換をして
食事介助をしてケアをして
家族間の間を持ったり
鳴り止まないナースコール対応。
やっと休憩できる。と思った瞬間に
呼び止められ対応をしたら休憩が終わる。
そういった忙しさの中で
私たちなりに丁寧に対応をしても
「対応が悪かった」と
投書されるスタッフもいました。
このスタッフの人柄も知っていたし
残業続き、欠員続きで連日出勤で
疲れて体調が悪い中仕事をしていたのを
知っていたからこそ
すごく、なんとも言えない気持ちでした。
スタッフは病院の顔。
スタッフの印象が病院の印象になる。
十分わかっているんです。
忙しいは言い訳にしかならない。
人の命がかかっている仕事。
それもわかってるんです。
相手は人なんだから丁寧にケアしてね。
患者さんに合わせて動いてね。
それも十分、わかっているんです。
だから
この感情をどういたらいいのか?
どこに吐き出したらいいのかわからないから
辛くなるんです。
感情を抑えて我慢してそのストレスが
内側にどんどんどんどんたまって
体調を崩していくんです。
自分が休む事で他のスタッフに
負担がかかることもわかっているから
無理してでも仕事に行くんです。
自分自身が病人になる。
そんな状態になると自分が働いている
病院の良いところなんて
見えなくなって行くんです。
一緒に働くスタッフの良いところよりも
嫌なところに目がいくようになります。
どれだけ患者さんにお礼を言われても
喜びは感じなくなるんです。
自分の1日の時間の大半を他人に注ぐ。
倒れるように寝落ちして
朝になって仕事へいく。
生きるためだけに食事をする感覚。
美味しいねって感じる
時間さえなくなっていく。
唯一の休みでさえ疲れて
眠って1日をすごす繰り返しの毎日。
自分が選んだ看護師という仕事と
自分に自信を持てなくなりました。
なにやってんだろう。
こんなはずじゃなかったのにな。
どんどん気持ちに余裕がなくなるんです。
すごくイライラするんです。
毎日がつまらなく感じるんです。
誰とも話したくなくなるんです。
「好きなこととか
趣味を作ってストレス発散したら?」
この言葉さえも聞きたくない。
自分のこと何もわかってないね。って
言われている様に感じるんです。
好きなことってなんだろう?趣味??
自分で自分が何を求めているのかが分からない。
わかるのは疲れていることだけ。
わかるの余裕がないことだけ。
わかるのは
年齢だけ重ねて看護師年数だけ重ねて
自分自身の中身が空っぽになっていくことだけ。
このまま時間だけが過ぎていくのかな?
ずっとこの生活が続くのかな?
漠然とした不安がずっと付きまとってました。
これが、3年前までの私です。
そしてそんな思いを
吐き出せるようになったのは
自分と向き合う事を始めてから。
自分の感情に目を向け始めてから。
なぜこんな気持ちになるのか??
なぜ今この状態になっているのか??
自分自身を知ることで見えてきたことが沢山。
3年前までの自分と同じ様な看護師さんが
少しでも減り様にこれからも活動を
広げて生きたいと思います。
はい、洗骨を見た感想を
描きたかったんですがなぜか
内容の方向性が変わりましたので
今日はこの辺で失礼いたします 笑。
毎日1日ずつ、あなたにとって
最幸な日になります様に♪♪
現役看護師×人材育成セラピスト
がきや あいみ
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